2018年12月23日日曜日

ワイヤレスイヤホン購入トラップ

今まで利用していたイヤホンが断線してしまった。

もともと低音が弱いのと、イヤーピースが耳に合わなかったので修理とかは考えずに流行りのワイヤレスイヤホンにしようと思い調べたことのメモ。







今のイヤホン。

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享年1年くらい。

まず次のイヤホンを決める。
ワイヤレスイヤホンには大きく「左右一体型」と「完全独立型」の2つがあるらしい
ふーん。

左右一体型

左右をケーブルで結んでいて、首にかけて着用するイメージ。半ワイヤレス?
完全独立型より連続稼働時間が長いものが多い気がする。
耳から外れて落下しにくい


似たようなのでネックバンドタイプが有る。
これは首にネックバンドをかけて、イヤホンを装着するイメージ。
連続稼働時間がさらに伸びる。



完全独立型

完全独立型はAirPodsなどに代表される、
完全にケーブルレスなやつで充電ケースに入れて運用するやつですね。
連続稼働時間は左右一体型に比べて短い物が多い、充電ケースにいれて充電しながら使う。
耳の固定が弱いものも多いのでスポーツでの利用は不向き。

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似たようなのでヘッドセットタイプもある。
どちらかというと電話とかのイメージだけど。

基本的には通勤中やジョギング中のリスニングを想定しているので、
2時間以上4時間以内は連続稼働可能で、落下の危険性も考慮して左右一体型にすることにした。
完全独立型系はまだまだイヤホン自体が大きくなりがちで耳絵の負担やデザイン的に好きじゃないというのもあるけど。

BlueToothの規格について

いいイヤホンを見つけて「これ良いジャーン買お~」ってちょっとまって!
「Bluetoothってなに・・?」

気になった製品のメーカーページ等でスペックをちゃんと確認していると、
下記のような記述がある。

■Bluetoothマルチコネクト:8デバイス
■Bluetooth version:4.1
■Chipset:CSR8645
■対応コーデック:AAC,SBC,aptX,A2DP,
■対応プロファイル:HFP,HSP,AVRCP

「対応コーデック」?「対応プロファイル」?なんのこっちゃ。

当たり前だが、
Bluetoothの送信側、受信側でちゃんと通信の規格や利用できる規格が決まっているため
Bluetooth発信側と受信側で規格が対応しているか確認しておく必要がある。

しかし!
はっきり言ってここの情報はグッチャグチャですよ。
製品によっては対応コーデックと対応プロファイルが一緒くたにかかれていたり、混ざってたり、逆だったりとグッチャグチャです。
もはや何を信頼すれば良いのかわからない。

わかった事はとりあえずBluetooth規格が満たせていれば通信上は問題なさそう・・という事だけ。
でもそれで終了ではしょうがないので、分かる範囲で調べてみる。

Bluetooth規格

Wikiによると以下のバージョンがあるらしい。

1系:1.0b、1.0b+CE、1.1、1.2
2系:2.0、2.1
3系:3.0
4系:4.0、4.1、4.2
5系:5.0
https://ja.wikipedia.org/wiki/Bluetooth

世に普及しだしたのは2系から、5系は最近出たばかりで対応製品はまだ少ない
基本的な下位互換があるので、新しいバージョンを使っておいたほうが性能も品質も良いよ!って感じ。

プロファイル

とりあえずイヤホンにかかれていたものについて。

●HFP
車内やヘッドセットでハンズフリー通話を実現するためのプロファイル。HSPの機能に加え、通信の発信・着信機能を持つ
●HSP
Bluetooth搭載ヘッドセットと通信するためのプロファイル。モノラル音声の受信だけではなく、マイクで双方向通信する
●AVRCP
AV機器のリモコン機能を実現するためのプロファイル
https://ja.wikipedia.org/wiki/Bluetooth


ここで気づいたでしょうか。
つまり、製品に書いてあるプロファイルとは送信するときの規格の話である。
はてコーデックとはなにか?明示的な説明がWikiにも無い・・?

基本的にプロファイルに対応していれば接続可能でも、コーデックなどが乱立しており、全て実装すると高価になるためにメーカーがトレードオフな開発を強いられる場合にユーザーは製品を選びにくくなる。
https://ja.wikipedia.org/wiki/Bluetooth

そうなのです。
Bluetoothの仕様・規格上コーデックなどという区分けは(多分)無く、基本的にはプロファイルを互いに満たしていれば通信可能である。
上記の文章を見る限り、送受信において送信に求められるプロファイルと、受信に求められるプロファイルを満たそうとすると高価になってしまうため、
受信用途のプロファイル(コーデック)と送信用途のプロファイルを分けて実装することで、
安く提供できるようにしてるんですね~


わかりにくいわ!!
ありがたいけどわかりにくい!
普通に「受信用プロファイル」「送信用プロファイル」じゃ駄目だったの?

だから製品によってコーデックやプロファイルの情報が混ざってたりとごちゃごちゃしてたんですね・・・

話を戻し、コーデック、つまり受信用プロファイルを確認してみると

●AAC
独自コーデック。アップルのiPhoneやiPadで多く採用されている
●SBC
A2DPの標準コーデックとしての「Sub Band CODEC(SBC)」。
伝送環境の悪化に強く変換時の負荷も少ない反面、音質の劣化や再生時の遅延が起きやすい。
●aptX
独自コーデック。「aptX」とそのハイレゾ対応版の「aptX HD」および低遅延の「aptX LL(Low latency)」がある。
●A2DP
音声をレシーバー付きヘッドフォン(またはイヤホン)に伝送するためのプロファイル。
HSP/HFPと異なり、ステレオ音声・高音質となる。
他にもソニー開発のハイレゾ対応「LDAC」などがある。
https://ja.wikipedia.org/wiki/Bluetooth

通勤用の音楽を聞くとか程度であれば、送信用のプロファイルは正直使えなくても良い
ワイヤレスイヤホンにはリモコンとかで選曲とかできるけど使えなくても本体で操作すれば問題ないしね。

なので受信側、つまりコーデックの対応状況をあわせるのが本来の希望である。
いらん情報に錯綜させられたが、イヤホンに求めるのは音質である。
音質求めるのにワイヤレスとは?うるさい!


まとめ

●コーデックとは受信対応プロファイルのことである
●製品表記によってはプロファイルとコーデックは混在しているので注意
●Bluetoothは使える最新のバージョンで通信できる製品をなるべく選ぼう
●コーデックは「aptX HD」「aptx LL」「LDAC」「AAC」など高音質なプロファイルに対応できる製品を選ぼう
●受信側、送信側が互いに上記を満たせているかを確認しよう
●その上で対応ヘルツとか金額とか見た目とか、性能を気にしましょう。

って感じかな・・・
Bluetooth自体はとりあえずはペアリングして使えてしまうため、
こんなん知らなければA2DP規格しか対応してない環境でつないで音悪いとかラグがでかいとか、
リモコン使えないとか普通に起きるよね。。。

wikiみてるだけで記事かけちゃったよ。これだけでwikiに寄付する価値を感じるレベル。
ワイヤレスイヤホン選びは慎重に。


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