OS初期設定
ランレベルの設定サーバ目的なのでデフォルトランレベルは3にしておきましょう。
Redhat ランレベルとは
ランレベルにより起動・利用されるサービスが違うため、余計なリソースを使わないようにするためです。
# vim /etc/inittab反映させるときは再起動が必要ですが、少し後回し。
id:3:initdefault:
インストールOS言語
インストール時に言語設定があったと思いますが実際の設定は下記ファイルとlocaleコマンドで確認できます。
# cat /etc/sysconfig/i18n最近だとクラウド側が準備しているテンプレートやコンテナを利用するケースが多いですが、その場合localeがENとかになっているケースが多いと思います。
LANG="ja_JP.UTF-8"
# locale
LANG=ja_JP.UTF-8
LC_CTYPE="ja_JP.UTF-8"
LC_NUMERIC="ja_JP.UTF-8"
LC_TIME="ja_JP.UTF-8"
LC_COLLATE="ja_JP.UTF-8"
LC_MONETARY="ja_JP.UTF-8"
LC_MESSAGES="ja_JP.UTF-8"
LC_PAPER="ja_JP.UTF-8"
LC_NAME="ja_JP.UTF-8"
LC_ADDRESS="ja_JP.UTF-8"
LC_TELEPHONE="ja_JP.UTF-8"
LC_MEASUREMENT="ja_JP.UTF-8"
LC_IDENTIFICATION="ja_JP.UTF-8"
LC_ALL=
きちんと利用環境、利用サービスに合わせておきましょう。
ロケールの日本語化
日本語パッケージが無ければインストールしておきます
# yum groupinstall "Japanese Support"日本語ロケールを追加し
# localedef -f UTF-8 -i ja_JP ja_JP.utf8定義ファイルを変更し
# vim /etc/sysconfig/i18n再起動して反映させます
LANG="ja_JP.UTF-8"
# reboot
システム時刻の設定
こちらも利用環境に即しているか確認して設定します。
タイムゾーンの確認
# cat /etc/localtimeタイムゾーンを日本時間に修正する場合
~省略
JST-9
# cp -p /usr/share/zoneinfo/Asia/Tokyo /etc/localtimeこちらも一応日本時間に
# cat /etc/sysconfig/clock時刻はUTCを利用しているか
ZONE="Asia/Tokyo"
# cat /etc/adjtime時計のUTC?GMT?local?ってひとは下記サイトを読むと参考になるかも
0.000000 1410678273 0.000000
1410678273
UTC
Linuxはどのように時間を計っているか
これらの設定を変更した場合、反映させるためには再起動させましょう。
Cron設定
linux標準のジョブ管理ツールです。6系からクラウド利用を考慮され今までと少し基本設定が変わっています。
日次、週次、月次の処理をanacronが、その他のジョブをcronineがという風になっています。
今まで通り任意のジョブ等はcronファイルに記述すれば今まで通り動くので問題ないので特に変更は不要ですが、
問題はanacronで実行されるジョブは指定日に指定の時間内でランダムに実行される点です。
デフォルトの日次ジョブにシステム関連ログのローテートジョブがありますが、
複数サーバを管理する場合サーバごとにローテート時刻がずれるといったログ管理上あまりよくない事態が発生してしまいます。
今まで通り指定日時に実行してほしい!という方はanacron、cron設定を変更します。
下記手順はanacronを無効化するものではなく、あくまで以前のようにanacronをジョブの再実行用に利用し、cron主体で動くようにする設定です。
定期実行ジョブをcronで管理
anacronで実行されている日次、週次、月次の処理を今まで通りcron実行にします。
各ディレクトリ配下のジョブを実行するよう追記。
# vim /etc/crontabanacronで不実行ジョブが再実行されるタイミングを指定。
05 0 * * * root run-parts /etc/cron.daily
25 0 * * 0 root run-parts /etc/cron.weekly
45 0 1 * * root run-parts /etc/cron.monthly
# vim /etc/anacrontab日次、週次、月次の処理がcronで実行され、再実行不要であることをanacronに伝えるジョブを各ディレクトリに配置していきます。
#START_HOURS_RANGE=3-22
START_HOURS_RANGE=5-6
# /etc/cron.daily/0anacron
#!/bin/bash
if [ ! -e /var/run/anacron.pid ]; then
anacron -u cron.daily
fi
# /etc/cron.weekly/0anacron
#!/bin/bash
if [ ! -e /var/run/anacron.pid ]; then
anacron -u cron.weekly
fi
# /etc/cron.monthly/0anacron配置したジョブにはそれぞれ実行権限を与えておきます。
#!/bin/bash
if [ ! -e /var/run/anacron.pid ]; then
anacron -u cron.monthly
fi
ログローテート設定
ここは利用する環境・要件に合わせて変更しましょう。デフォルトだと4週間分logrotateで管理するログを保持します。
# vim /etc/logrotate.conf次に続く
# 週単位でログをローテート
weekly
# ローテートしたログを4世代分保持
rotate 4
# ローテート後新しいログファイルを自動で作成
create
# ローテート後ファイルのフォーマットを"ファイル名-yyyymmdd"へ
dateext
# ローテートしたログは圧縮しない(コメントアウト)
#compress
技術評論社 (2013-08-20)
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